クリスタやメディバンペイントなど、ペイントソフトで描いた絵を保存する時に保存形式の選択欄があります。
印刷所に入稿するときは漫画原稿の場合「PSDアイル」が指定してされていることが多いですが、他との違いは何かを解説します。
PNG・JPG・PSDファイルの違い
PNGファイルは画質が綺麗なので入稿OKの印刷所もありますが対応は分かれます。
PSDであればほぼ100%どこの印刷所でも入稿可能です。
PNG・JPGはweb投稿用。PSDは入稿用と覚えておくと良いかと思います。
JPGファイル
ファイルサイズを軽くするために、画像の保存時に圧縮という加工のようなものがされます。保存時に「圧縮率」を指定する場合が多いです。
Youtubeなど動画を再生するときに低画質になっていると動画がガビガビになるかと思います。JPGでも同じことが起こります。
圧縮率の数字が大きいと高画質で綺麗な画像として保存され、数字が小さいと低画質でガビガビになります。
高画質はPNGと同じくらいファイルサイズが大きくなることもあります。ファイルサイズが大きいとスマホで表示が遅くなったりします。
低画質だとファイルサイズが小さいためスマホでもすぐ表示されますが、画像がガビガビになります。
稀にJPGでの入稿OKの印刷所がありますが、綺麗に印刷されたい時は選ばない方が無難です。
PSDファイルのメリット
PNGもPSDも画質が綺麗なら変わらないんじゃ?と感じると思います。
PNGファイルの中にも3種類ほどの形式が存在します。画像が荒れてしまう形式もありますので、分からない時はPSDが無難です。
また、PSDは「スクリプト」と呼ばれる一括自動処理の機能があります。
自分でプログラムを組むため、クリスタのオートアクションのようなものから、ノンブル入れ・ファイルサイズチェックなど様々なことができます。
1つずつファイルを開かなくても実行できるため、複雑な作業の時間短縮になります。
描き手側としてはスクリプトを利用する機会は無いかもしれません。印刷所側やアンソロ主催者さんなどチェックや編集をするかたは利用することがあります。